2011年8月8日月曜日

鳥の絵付け


鳥を最初に写せるようになるまで少なくても3−4年の絵付歴が必要になります。
羽根の毛並みの質感が翼、頭、胸とかなり異なりますが、
特に柔らかな胸の毛の表現で生き生さと清潔感を出す事が出来ます。
筆でその質感の使い分けが出来るようになるまで
最低それくらいの学習が必要になるという事です。

最初に鳥を勉強する場合、器に描いてある鳥を模写する事から始めるのが良いと思います
写真からですと筆さばきや上絵の色の厚さがどのようになるかが分かりません。
レベルの高い作品を見本に使う程、学習される方のレベルを高めてくれます。

そして本格的な第二段階目にはいり
鳥の構造を理解するために鳥の剥製からデッサンの学習をし
動きをイメージ出来るように自然の鳥たちを観察します。
これは絵付けに限った事ではありません。すべての美術の表現に共通する事です。
このベースの蓄えが如何に十分かで描かれる作品の格と質が決まるように思えます。

こつこつと学習し続けることこれが一番大切で近道です。
”鳥を描いて何十年後にやっとそれらしいものが描けるようになりました”
とかっこ良く言えるよう今から描く事を始めてください。