2011年9月30日金曜日

レッスンランチ



夏休み後初めてのQEDクラブでのレッスン
QEDでのレッスンはランチに私のデザインした器に総料理長大西シェフが
そのデザインに合わせてお料理を盛りつけて頂いております
かれこれ2009年からスタートした
作品を使って楽しむレッスンランチも生徒の方々にたいへん定着し
器に描く色彩の美味しい色の体験学習が少しずつ作品の方に反映されてきています


来年6月に予定している作品展には出展作品での食事会を計画していますが
レッスンランチの学習成果の食事展示会になると今からワクワクしています


本日のランチ、前菜が出された瞬間に絵付けの色彩に合わせた食材色の微妙なバランスが
清々しいインパクトを与えテーブルの空気が一気に変化しました
レッスン前に体調が少し優れなかった生徒のお一人がみるみると体調が良くなった事
本当にアートの力を感じました
大西シェフのすばらしい色彩の感性もお料理と一緒にいただけ
大変満足したランチレッスンでした
次回10月6、7日のレッスンをQEDで予定しております


デザインシャワー秋

2011年9月28日水曜日

基本の美


描く基本は自分を飽きさせないこと
絵を描き続けていく情熱を失わないように自分にあったテーマやモチーフをきちんと選び
自分に厳しく、持っている能力を発揮する事です
それなりに要領よく何となく描く方はその軽いノリが絵の中に出てしまい徐々に情熱を失い描く事自体飽きてやめてしまいます
徹底的にやる事から自信がわき
その自信が絵の雰囲気や色彩に大きな影響を与え始めます
何事も夢中になれるという事が才能です
ご自身のかけがえのない宝物の才能をいとおしく思い
大切に育ててみてください

2011年9月25日日曜日

デザインシャワー 秋


サクソンフラワーを散らばした初期デザインから
かに、イカ、サユリ、エビ、貝、ウナギなど水の生き物へ
そして今回秋をテーマに
松、ドングリ、麦、イチョウ、ブラックベリー、ローズヒップ
を散らばし秋バージョンを制作してみました
今回レッスン時昼食で使用して生徒の方々の楽しんでいただこうと制作中です
カップの方へもデザインを展開中
デザインにあったカップ数種類に描いてみようと思っています
常に使う事を前提に作品を制作すると
色彩、色合いをお料理をイメージでき制作する事が自然に出来ます


又お料理を載せた映像でこのお皿紹介いたしますので楽しみにしていてください

2011年9月24日土曜日

絵皿の楽しさ、絵付け哲学


絵付けの場合器に絵を描いて完成ではないということです
それを使って料理との色合いのバランスを楽しみます
使いながら描いた色がどのように感じられるか
ソースなどの色が絵の上にのって描いた色がどのように変化するか
描いた絵のボリュームはどうか
食べる時の照明での色の変化は、などなど、、、

完成度の高い作品を制作するには色々な見方や見え方のエキスを

デザインの絵の中に入れられるかです
全てをいかに厳選して手間暇をかけたかで作品レベルが決まります
それは絵付けに限った事だけではありません
学問、技術、感性、そして人生全てにもいえる事です
そしてその作品に厳しく、楽しく、やさしいまなざしをそそげるかです

上辺だけや見栄えだけの作品を制作する時間の無駄を省き
感性を磨く作品制作に使う事が
絵付けの上達への最短距離です
技術力がつきましたら尚更最短距離を目指してみてください






2011年9月23日金曜日

紅葉

重ね合わせのイエローレッドの下色


台風が過ぎ秋の 空気が感じられるようになりました
これから木々の色ずく美しい季節です
季節に季節にあったものを描く
その季節の光、空気、温度、香りを五感で感じられますので
自然な表現がとっても素直にできると環境だと思います

緑から黄や赤に変化する秋の葉は絵付けでは大変難しい高度な色の表現です
一枚の葉には春から夏を過ぎ秋の色になった色の変化があり
その通過した季節の色を感じさせるように描き出せないと本当の秋の色にはなりません
赤色を使用するためまずその扱いを十分に学習することです



上絵の難しさは描いた色を焼成しなければならない事で
焼成前と後では艶の部分での変化はありますがそれほど大きな色合いの変化はありません
ただ一色だけ赤色だけが他の色と混ぜると焼成後の色合いがかなり変化し
焼成温度も高温には敏感に反応してしまいます

私の場合絵の具の赤は使用しません
通常より少し固めに磨いだイエローレッドを濃く描きますと
焼成後赤色に限りなく近い色に変化します
イエローレッドを他の色と混ぜ合わせることは大変難しいですが

重ね合わす事は比較的調整がしやすいと思われます
重ね合わすという事は焼成した他色の上にイエローレッドを乗せる事です
重ね合せに適した色はパープル、ブラウン系があります


写真でそのプロセスを載せましたので参考に何回かの秋の季節を楽しみながら
失敗を恐れず色々試してみてください
何年後にきっと思った色が出せるようになると思います












2011年9月21日水曜日

透明感3



上絵具での透明感のある色彩の出し方はこの四点が大切です
(1)
絵の具のきめの細かさ
研磨機に十分にかけられた粒子の細かい絵の具を使う


(2)
絵の具とオイルのバランス
絵の具をオイルと練り合わせ通常より少し柔らかくしたものを作る


(3)
使い込んで柔らかさが一段と出た筆
きめが細かく柔らかな絵の具をたっぷりと含ませる事が出来る
(4)
柔らかな筆使い
基本の筆のストロークで筆先にあまり力が伝わらないように描く


イカは頭、胴、みみ、足、目の順に描きます
足を描く際に頭の絵の具をのばしてきますので
頭の部分は絵の具を少したっぷりめに入れてください
次に胴は基本の魚のストロークの少し直線的な曲線で描き
胴の最後の部分に筆からの水が残らないようにします
みみの三角形は少し筆先をつぶして平筆にしてから筆を入れます
足は頭の部分から頭の部分の絵の具を引っ張ってくるように描きます
足は10本ですが束になって見えない足もある事を想定して
必ずしも10本描かなくても良いです
そして最後に目を入れます


使用色はライトグレー、スモーキーブルー、ライラック、ブライトブルー
ブラック、ブリック











2011年9月17日土曜日

金彩イチョウの木

大瑠璃


カップはカップをソーサー置いた時と上げた時 の二場面があります又カップの高さとソーサーの平面の立体性もありますので
プレートの様な平面にデザインをするより想像力を発揮しやすい題材でもあります 

大きく分けて ソーサーをカップの絵の額縁的にデザインする場合と
カップ、ソーサーで一枚の絵としてデザインする場合とがあります
セットとしてのデザインを中心にする場合は、
ソーサーを額縁的にデザインした方はまとまりの美しさが出しやすく
カップ/ソーサーで一枚の絵としてデザインした場合は一客での迫力、存在感があります


今回のカップは一枚の絵として日本画的な空白を意識し
色彩的にも青と金の考えうる最も高尚な色の組み合わせで描いてみました


ソーサー部分には金彩による黄色く色づくイチョウの木を左サイドいっぱいに描き

金彩の質感で秋の柔らかく暖かな日差しでキラキラと輝く葉を表現をしてみました
上絵の具と異なる金の質感をうまく利用すると
複雑な情景の表現をシンプルにデザインする事が可能です


写真はフルーツポンチのデザートの器として使用してみましたが
カップデザインの存在感にたいへん満足したお気に入りの作品です





2011年9月16日金曜日

帰国



二ヶ月近いデンマーク滞在も終わり日本へ帰国しました
15℃の温度差に驚きましたが7月の蒸し暑さはだいぶ和らいでいて一安心



成田空港から東京に向かう列車の中から数ヶ月ぶりに目に入る木々の緑は
北欧の緑と異なった深みのある色合いでちょうど宮崎駿アニメのトトロの森の世界です
デンマークでも宮崎アニメは大変人気で
デンマーク語に吹き替えられてテレビでも放映されています
デンマークで宮崎アニメを見ると本当に日本の光の色、風の表現を
細部までこだわった描写から日本を感じられます
器に描く事もこのこだわりが本当に大切だと思います
ただ表面的なこだわりでなく
描き手の体験や経験からの内側からのエネルギーです
五感で描く事を身につけてはじめて
このエネルギーを使う人に感じてもらう事が出来るのではないでしょうか
電車の外の風景を五感で見るようにしているうちに東京駅に到着しました







2011年9月13日火曜日

ノルウェーサバ






今年はサバが大漁で普段は見かけない生きのいいサバが魚屋で売られていました
日本の真サバ,ゴマサバと縞模様が少し違い
縞模様がはっきりしていて比べるとすぐに分かります
日本にもノルウェーサバとして干物に加工され沢山売られているようで
東京でもよく見かけます

子供の頃釣りが好きだった父親に良く海釣りに連れて行ってもらい
サバの群れにあたって子供の私でさえ沢山釣れたた記憶があります
サバは疑似餌かルアーで釣れますのでえさを付ける手間がいらないので
子供だった私にもそれほど難しい釣りではなかったようです
思えば釣りが好きになったきっかけはサバ釣りからだと思います

デンマークでもボートを借りて釣りに行きますが
近所の海はカレイ、タラ、ニシンが良く釣れます
今年はとうとう一度も釣りに行くことが出来ず残念でしたが
器の中での大漁のサバ釣りは楽しませてもらいました
一応ノルウェーサバです



2011年9月11日日曜日

レッスン準備


今月からのレッスンの準備がほぼ終了しました

12月までは色々なパターンを新しい7種類の花を学習しながら進めてまいります
今月最初のレッスンは筆ならしも加ねて
ナスタチウム、ガーベラ、ラッパ水仙、アイリスからはいります

11月レッスンでは少し高度な麦わら菊、アネモネ、ボピーを予定していますので
カラキュラムで学習したチューリップ、バラ、朝顔、百合、スイセンを入れた
12種類の組み合わせで色々なブーケのデザインに挑戦します

色々な組み合わせのサンプルもデンマークで準備が整っていますので
しっかりと参考にして頂けます
デモンストレーションで組み立て方、配色の仕方を詳しく説明いたしますので
 レッスン前には是非カラキュラムで学習したブーケの復習をお願いします




サクソンフラワー6

ロイヤルコペンで研修生の頃、
丸々二年間サクソンフラワーを描かされていました
何種類もある花をそれなりに描けるようになるには一年近くかかりましたが
毎日2−30分先生が指導してくれました

テキストの様なものは全くなくデモンストレーションの中からの学習でしたので
頼るところは自分の記憶だけで今から考えるとなんとも贅沢なことでした

サクソンは表面的な形の学習ではない何か血の通ったストロークの集合体であることを
デモンストレーションから知らず知らず身に付けたようです

頭で描くのでなく心で描く
いつまでたってもまだまだと終わりがありません
日本の書道と相通じるところがあるとつくづく思います

ほんの一握りの方に留まっていますが 生徒の中でもその道を理解してサクソンを極めようと
努力されている方がおります 
極めていった花の美しさは文句なしに料理と合います
次回展示会は作品制作の中からその奥の深さの楽しさに気づく事を目指しています
 
展示会でのサクソンの作品を使っての食事会
私は今から楽しみですが、シェフは大変です。















2011年9月9日金曜日

実りの秋



一雨ごとに季節は秋に向かって
今週末には最低気温が6度の予報、東京の真冬の温度です

今年はリンゴの当たり年で、庭の小さなリンゴの木にはたくさんの実がなりました
クルミの実も大きくなりクリスマスの時期に食べる分以上の実がなっています

日本のようにあまり品種改良しませんので
少し酸っぱめのほんのり甘い昔懐かしいりんごの味です

後もう一本リンゴの木がありますが、こちらは大変酸味のある料理用で
リンゴを煮たデザートやアヒルや鴨のローストの詰め物に使います
お店でも売っていますが通常のリンゴよりかなり高いので自給自足で大変重宝しています
リンゴの木が何本もある家は食べきれない分をリンゴジュースの工場に持っていくと
でき上がったリンドジュースと交換してくれます

来月には森でキノコ狩りが出来るようになりますが日本でのレッスンがありますので
此処何年も行けていません
摘みたてにキノコは香りが大変高く
こちらではバターでソテーしてオープンサンドでいただきます
季節のものを楽しみ味わえる事は幸せな事です





ヤマセミ



自然の色彩がモノトーンに近いヤマセミは私の大好きな器の題材の一つで
鳥を描く場合、特に気をつけているのがその表情です
写真で写したように描けても表情が感じられなければ手描きのプリントです

鳥も年齢がありますのでどれくらいの若さの鳥を描くかしっかり決めておきます
若鳥を描く場合羽の柔らかさと全体の初々しさが大切で
頭と体のバランスで少し頭を大きくとりますと若鳥の感じになります

目は目線を描き手の方にむけると簡単に表情が感じさせる事も出来ます

日頃から鳥を観察とする事が一番ですが特殊な種類の場合それは難しいので
写真でなくDVDなどの映像を見るのが良いと思います
しっかり鳥の動きや表情がイメージできるとレベルの高い作品が描けます

表面的な写しの薄っぺらい作品にならないよう時間はかかりますが
奥の深い作品制作楽しんでください

2011年9月8日木曜日

余白の表現


器に絵を描こうとしますと描く絵の部分だけに気を使ってしまいます
しかし料理に使う器のデザインでは余白の部分から何を感じ取れるかが大変大切です

つまり描く側からすると余白に何を感じさせるかという事です
ではどのようにしたら、余白の表現が出来るのでしょうか

例えば泳いでいる魚を描く事により余白にに水を感じさせ
魚の色彩のから水中の
透明感、魚の泳ぐ勢いから水の流れを表現できます
描く対象が植物の場合は、光、空気、風を感じさせる表現になります

器のデザインは余白に何を感じられるかでその作品のレベルが決まってきます
背景の臨場感を十分にイメージして描く事が大切です

器の余白の部分からさわやかな風や心良い水の流れが感じられる作品制作
是非心がけてみてください



2011年9月7日水曜日

秋の色


 

9月に入りもうすでに紅葉が始まりました
葉が色ずく美しい季節の到来です

器のデザインのヒントがこの季節にはたくさんありますが
色彩的に器に描く場合大変高度な技術が必要とされます

特に秋の葉は春夏を過ぎて今の色になっていますので
葉の色にその季節を過ぎてきた色を入れなければなりません
春の若葉の色、夏の明るい緑の色、そして紅葉しつつある色
その変化の表現が難しくもあり、楽しくもありです

紅葉した葉に使用するイエローレッドは
他の色と混ぜ合わせる事が出来ないとしていますが
微妙なバランスで混ぜ合わせる事が可能です
ただそこに至にはかなりの経験と色見本の制作が欠かせません
有名レストランのソースの様なものです

イエローレッドと他の色と合わせる時一番簡単なやり方は
この二色を分けて焼成することです
まずイエローレッドと会わせる色を下地に描き
その色を焼成後にイエローレッドを入れるやり方です
ただイエローレッドがのる下地の色が濃すぎると
イエローレッドが焼成後色が飛んで薄くなってしまいます

通常イエローレッドの焼成温度は800℃あたりが一番発色が綺麗ですが
他の色、特にパープル系は830℃以上の高温の方が美しくは色します
教室のイエローレッドは830℃でも美しく発色しますので温度調整の問題がありません
教室以外のイエローレッドの最高焼成温度を知っていた方が良いと思います

難しい秋の色の器を制作する前に
使用する色の性質、焼成温度、混ぜ合わせた色の焼成後の感じを十分に理解することです
料理に下ごしらえの感覚です

是非心がけて作品制作してみてください






2011年9月6日火曜日

金彩

 

金彩用ゴールドは現在最新の水溶性ゴールドがあります
ゴールド特有の匂いがほとんどなく水で薄める事ができます
揮発性の匂いは健康被害があるためこの水溶性ゴールドが開発されました

この水溶性ゴールドヨーロッパの会社で開発されてから20年以上が立ちましたが
どんどん改良され現在の最新のゴールドの完成度は大変高いものになっています
金の含有率は30パーセント

大変高価ではありますが体にやさしいハイレベルなものを使用された方が 
作品自体の雰囲気にも影響してきますのでお勧めします




 







サクソンブーケ5

 
アネモネと麦わら菊のブーケです。
サブになります麦わら菊を通常のバランスより少し大きく描きました。
デイジー、わすれな草、ミモザを加えて中央がかなりのボリュームになりましたが
アネモネの茎を少し長めに花も下に向かせバランスをとりました。

麦わら菊,アネモネも秋からのレッスンで学習していきますが
花の生き生きさを表現出来ることが重要なポイントで
転写(プリント)の様な絵にならないよう描く手順をしっかりと学習してみてください。

サクソンフラワーは書道の様なもので
達筆な作品や達筆な先生から習うことが一番の近道ですが
地道に術(テクニック)としてでなく道(どう)として
ご自身の才能を大切に一歩一歩高めていくことが一番です。



2011年9月5日月曜日

制作



毎日朝食後スタジオでの制作を日課としてます
気分が乗らない時も必ずスタジオに入って何か描きます

描き始めはサクソンフラワーがもっとも最適で 頭の中に入っているブーケの何パターンかを描いていきますと少しずつエンジンがかかりはじめます


それでも今ひとつのらない時は愛犬をつれて森へ散歩に出かけます。
これが意外に制作意欲を高めるには適していて
フレッシュな空気と移り変わる自然の色を見ますと
不思議にだんだん体の制作エネルギーが蓄えられてきます。


後は午前中の自然光が私のとって最高の絵付け環境です。
真夜中の方が比較的集中できますが
人工的蛍光灯の光と自然光とは色彩を表現する上で
目に入ってくる色の深みが違うように思われます。
仕上がった作品で”良いなー”と思う作品のほとんどが自然光で製作したものです。
やはり食べ物と同じで製作環境も自然が一番です。


2011年9月2日金曜日

夏の終わり




9月に入ってもう海岸には人影がありません
ライフセーバーの小屋も撤去され静かな海岸に戻りました

今年は過去30年ぶりの降雨量が多かった夏で
海岸線に咲き乱れていたハマナスの花も終わり
真っ赤な実を付けています

この実ジャムに出来るようですがあまりの数の多さで
摘み取る人もいません

これから気温が下がりハマナスの葉がどんどん黄色くなって
真っ赤な実と黄色の葉のコントラストがたいへん美しくなります


森も色彩の変化が一番感じられる季節に入り
たくさんのデザインのヒントに出会えるようで今からわくわくしてます
 


2011年9月1日木曜日

サクソンフラワー4


ナスタチウムも下向きに描けるお花ですので
この横長のデザインに大変適しています

イエローレッドをヘッドのお花に使いましたらサブのお花は淡い色で
今回は白いお花にしてみました

ただ小花はブルーバイオレットやパープルなどの色彩のハッキリした色を使い
サブのお花を浮き立たせるようにします
やはり今回も右側のピンクのデイジィーの茎の長さでブーケのバランスをとります

イエローレッドは淡く描き何回か色を重ねるより
一回の焼成で仕上がるくらいの色の乗せ方描いた方が美しく発色しますので
色の厚さを変えた色見本を作り感覚を摑んでみてください

サクソンフラワー 3



サクソンフラワーブーケは色々な形の器にデザインできるように
ヘッドの花の茎の傾き加減やサブの花との距離で
簡単にバランスをとる事ができますので
その感覚を身につけるためにトレースはせずにできるだけ
フリーハンドでアタリがとれるようトレーニングしてください


写真のブーケは長方形のプレート、ティーカップ、ティーポット
のデザインに適しています


ラッパ水仙を少し下向きにする事によって
少し大きくなりがちなお花をバランス良く納める事ができます
右サイドの小花でサブとヘッドのお花の距離のバランスもとります


9月レッスンにて新しい花の描く手順を詳しく行いますが
とりあえず写真を見ながら予習をしてみてください


予習で描いたものとレッスンで描いたものを比較するのも大変勉強になります
これから何回か新しいブーケの組み合わせ紹介します