2011年9月17日土曜日

金彩イチョウの木

大瑠璃


カップはカップをソーサー置いた時と上げた時 の二場面があります又カップの高さとソーサーの平面の立体性もありますので
プレートの様な平面にデザインをするより想像力を発揮しやすい題材でもあります 

大きく分けて ソーサーをカップの絵の額縁的にデザインする場合と
カップ、ソーサーで一枚の絵としてデザインする場合とがあります
セットとしてのデザインを中心にする場合は、
ソーサーを額縁的にデザインした方はまとまりの美しさが出しやすく
カップ/ソーサーで一枚の絵としてデザインした場合は一客での迫力、存在感があります


今回のカップは一枚の絵として日本画的な空白を意識し
色彩的にも青と金の考えうる最も高尚な色の組み合わせで描いてみました


ソーサー部分には金彩による黄色く色づくイチョウの木を左サイドいっぱいに描き

金彩の質感で秋の柔らかく暖かな日差しでキラキラと輝く葉を表現をしてみました
上絵の具と異なる金の質感をうまく利用すると
複雑な情景の表現をシンプルにデザインする事が可能です


写真はフルーツポンチのデザートの器として使用してみましたが
カップデザインの存在感にたいへん満足したお気に入りの作品です