2011年9月23日金曜日

紅葉

重ね合わせのイエローレッドの下色


台風が過ぎ秋の 空気が感じられるようになりました
これから木々の色ずく美しい季節です
季節に季節にあったものを描く
その季節の光、空気、温度、香りを五感で感じられますので
自然な表現がとっても素直にできると環境だと思います

緑から黄や赤に変化する秋の葉は絵付けでは大変難しい高度な色の表現です
一枚の葉には春から夏を過ぎ秋の色になった色の変化があり
その通過した季節の色を感じさせるように描き出せないと本当の秋の色にはなりません
赤色を使用するためまずその扱いを十分に学習することです



上絵の難しさは描いた色を焼成しなければならない事で
焼成前と後では艶の部分での変化はありますがそれほど大きな色合いの変化はありません
ただ一色だけ赤色だけが他の色と混ぜると焼成後の色合いがかなり変化し
焼成温度も高温には敏感に反応してしまいます

私の場合絵の具の赤は使用しません
通常より少し固めに磨いだイエローレッドを濃く描きますと
焼成後赤色に限りなく近い色に変化します
イエローレッドを他の色と混ぜ合わせることは大変難しいですが

重ね合わす事は比較的調整がしやすいと思われます
重ね合わすという事は焼成した他色の上にイエローレッドを乗せる事です
重ね合せに適した色はパープル、ブラウン系があります


写真でそのプロセスを載せましたので参考に何回かの秋の季節を楽しみながら
失敗を恐れず色々試してみてください
何年後にきっと思った色が出せるようになると思います