2012年2月18日土曜日

春よ来い


まだまだ寒い日が続く 毎日ですがお皿にいち早い春を描いてみました

今年の桜はサーモンピンク、スモーキーピンクも使い北欧の光を表現し
葉の部分には、ダークブルーグリーン、スモーキーブルー、イエローグリーン
グラスグリーン、を使いアルファベットオイルを含ませ柔らかく描き出しました

昨日のレッスンランチに早々使って料理とのバランスを確認したところ
複数お皿をセッティングした場合と一皿の場合とでは
桜のお花の量をそれぞれ変えてみると面白い事がわかりました

夜桜のデザイン真っ白な器にどのように表現するかが次の課題です
影の表現でその雰囲気に挑戦してみたいと思います

2012年2月10日金曜日

Freude Exhibition2012


ヘッドマスター黒川さんのお教室展に行って参りました
表参道のギャラリーコンセプト21で行なわれております
”花と鳥達の語らい”をテーマに驚く程の高いレベルでの作品展でした

今回技術的レベルはもちろんの事何か心温まる色彩や柔らかい表現の作品が多く見られ
きらりと光った作品を制作された方も少なからず
何人かアシスタントに欲しい程の腕前でした

2月14日18:00までやっておりますので是非見に行ってください

ギャラリーコンセプト21
港区北青山3−15−16
3406−0466


2012年2月6日月曜日

浦島太郎



1日より13日まで和光で開催されていますテーブルウエアーコーディネート展に
ウミガメと波のカップ出展しております
8台のテーブルに不思議の国のアリス、シンデレラ、人魚姫、日本昔話、
ヘンデルとグレーテル、浦島太郎と色々な童話をテーマにセティングされております。
小物も大変興味深いものもあり是非銀座にお越しの折にご覧ください

私も今まで見た事がない5色のガラスのメレンゲを購入しました
波のお皿に淡いコバルトブルーのレンゲに一口でいただけるアペリティフを
載せたら絵になるとぴーんときました

次回アペリティフを載せた映像をご紹介いたします



2012年2月5日日曜日

マイナス20度


娘からデンマークの映像が送られてきました
家の前の海が凍り始め内陸ではマイナス20℃を記録したとの事
12月は暖冬だったこの冬一気に寒さの記録になったようで
北欧の海は塩分濃度が大変低いのでこの寒さで簡単に凍ってしまいます
鳥達にとっては食べ物がたいへん少ない厳しい季節です
散歩に行く時には必ずパンを一口大に切って袋一杯持って行きますと
鳥の姿が少ないと思った海岸もパンを撒き始めるとあれよあれよいう間に
たくさんのカモメ達が集まってきます

上の写真カモメのグレーと氷のグレーとマッチしてカモメの胴体の白さが印象的で
何か器の白さを使ってこの光景をデザイン出来たらと思案中です

うなぎのデザイン


レッスンランチ、
うなぎのデザインプレートに唐墨のパスタを盛って出してくれました
金彩の動きがうなぎのリズムとマッチして思った以上のインパクトがでました

この金彩の筆は器の周りをロクロで付けるときの平筆
たっぷり金を含ませフリーハンドで描くと意外と簡単に描けます
難しいと思われる場合はロクロを使って描いてみても良いと思いますが
ゴールドで描く前に他の色で練習をした方が高価な金の無駄がないと思います


テナガエビもパスタと遊んで大変面白い場面をお料理から感じさせる事が出来ました
出来上がったデザインをこのように実際に使ってみながら
色彩の強弱の調整やひらめきを加えますと器の楽しさの完成度を上げる事が出来ます


机の上で考えるよりもっとたくさんのデザインを発展させる色々なヒントが
食事をしながら得られる楽しみも食事の楽しみになってきます






2012年2月3日金曜日

7月展示会


今年7月に行なわれる”サクソンフラワー伝統と革新”の製作準備レッスンを行なっています
トップクラスの生徒の方々のレベルがみるみる上がってきており現在の学習方法が、
正しい事が証明されて大変喜ばしく思います

色々な学習方法がありますが最終的には色彩の学習にあると思います
最近生徒の方々に自分の内からでた色を描く事を意識するように指導しています

見たものをそのまま描くのでなく感じたものを描く事

色彩は写真に写した色を見るのでなく実物を直接見る事

色彩の中にリズムを感じられるように無駄のないタッチで描く事

後世に残せるような作品を制作出来るような心構えを持つ事

気持ちに素直な色彩にこだわる事

最後に自分に厳しく、妥協しない事

絵付けを指導して21年
やっと私の理想となるすばらしい生徒たちを輩出できるようになりました

7月の展示会私が一番楽しみにしています

2012年2月1日水曜日

テーブルウェアコーディネートフェアー


和光本館地階にてテーブルネートフェアーが2月1日から14日まで
世界の物語をテーマに、様々なコーディネートが提案されています
今回浦島太郎の物語のテーブルに作品が使われていますので
銀座にお越しの際是非ご覧ください

私は5日(日)に売り場に行きます


スイセン


寒い日が続いていますが
冬から春に向かって季節は確実に動いています
早春の冷たい空気の中でほんのりと感じられる春の日差しの暖かさを
器に空白の部分に表現してみました

空気の冷たさは葉の部分の色彩から
ほんのりとした春の日差しは花の部分の色彩から感じられるように

お料理をのせる事を想像して料理で隠れてしまう器の中心部分は少濃く
料理をのせた時にも見える周りの部分は薄く描きますと
料理を盛っても良し食べ終わってからも良しの器になります

2012年1月29日日曜日

アンモナイト


アンモナイトの化石からヒントを得た作品


巻貝の美しい模様を何層か重なり合わて奥行きを出し化石が出来るまでの時間の経路を
天体の時間の経路とだぶらせ金彩を霧状に吹きかけてみました
アンモナイトのひとつひとつが銀河系にイメージし
宇宙に食べ物をのせた器


長い時と壮大な空間を感じて頂けたら作品としては大成功なのですが?

月下美人レッスン



写しから 表現することへの新しいレッスンスタイルを行ないました
午前中に
描く準備を徹底的にトレーニング
色彩のグラデーションのコントロール、
リズムを入れて描く筆さばきの練習、
その筆さばきを支える絵の具の含ませる濃度,量の割合等

指先の感覚、リズムを付ける事を指導

ランチのデザートにこのレッスンのために準備した月下美人の器を使って
描くモードから食するモード感覚の色彩感覚の学習

午後は一気に描き上げるデモンストレションからリズムの表現方法
参加された方々の描き方から大変良いレッスンの手応えを感じました

 
3月にこのレベルのレッスンを桜を題材に準備中です




2012年1月26日木曜日

レッスンランチ



QEDクラブで行なっているレッスンのランチ

毎回作品と料理を楽しみながら器に描く色彩の学習をしております
器に描く色は食材の色を際立たせ食欲がわく色彩でなければなりません
デザイン、色彩を頭だけで考えるより五感で感じる学習を繰り返して
はじめて得られる感覚が本物の絵付けができるようになる一番の近道です

上達するには生活を楽しむ事ですので一つも苦労はありません
人生楽しみ感動し学習し続けられて
それを伝える手段としての何かを持っている事
これが豊かさだと思います

他の人に快い何かを伝えられて自分自身の心が豊かになる
絵付けの学習、大切にやり続けて頂けたらと思います




2012年1月22日日曜日

紅梅


寒さが又一段と厳しくなってきましたが
来月には梅の花便りが聞こえてくる春の始まりももうすぐです
今回紅梅の器をマグロのお造りに使ってみました
紅梅は一回目にローズピンク、ライトピンク
二回目にパープル、ルビー
枝の部分なシルバーブラウン、ダークブルーグリーンに
ブラックの代わりにインデーゴを使用
おしべはイエロー、イエローブラウンで少し厚くのせてみました
食材と合わす時は少し淡めに色を入れ使ってみてから色彩の調整をするのが良いでしょう

和光デモンストレーション 2


本日2回目の和光での講義とデモンストレーションを行ないました
雪まじりの寒い天気でしたが定員いっぱいの方々にお集まりいただき
絵付け技法の説明から色彩の表現をデモをしながら見て頂きました
いかにシンプルな筆使いで複雑な色彩の表現が可能かを
ドングリ、桜、水仙、プチローズ、魚、テナガエビ、イカを描き説明を行ないました


絵付けをされている方も数名おりましたので少し参考になったのではと思います
上絵付けの魅力は何と言っても器を使って頂くとわかって頂けますので
私の作品でお茶をいただきながら器を楽しんでいただきました
今年はこういった講習を数多くやって行こう思っておりますので
次回是非お越し下さい



2012年1月17日火曜日

21日デモンストレーション


21日銀座和光でのデモンストレーションは
色のコントロールを四季のドングリを描きながら説明いたします
ナナカマド、ブラックベリー、松
サクソンフラワーのユリ、スイセン
テナガエビ、金魚と時間いっぱい色々な表現方法を見て頂きます

絵付けをされている方大歓迎ですので和光の方にお問い合わせください



デモンストレーション


和光7FのV.I.Pルームにて絵付けのデモンストレーションを行ないました
絵付けの基礎からデザイン、色彩の表現まで大変ゆったりした空間の中で
参加された方々に上絵付けの魅力を説明いたしました
絵付けを趣味でされている方もお一人いて技術面でも参考になって頂けたと思います
描く楽しさ、使う楽しさから最後には作品を使って和光の方から
皆様にお茶を用意してくださいました
お茶をいただきながら作品のお話をさせて頂きあっという間の一時間半でした

次回21日(土)に行ないますのでお時間ございましたらで是非参加ください