2011年12月26日月曜日

暖冬



真冬のデンマーク
今年は記録的な暖冬で草花が春と間違え花を咲かせています
我が家のナスタチウムも夏からずっと花をつけています

暖房代がかなりの節約になっていますが
北欧のきりっとした寒さはどこへ行ったのでしょうか

デンマークに
40年前に来た時は体験した事がないあまりの寒さに
驚いた事がウソのような12月です

2011年12月25日日曜日

クリスマス

デンマークのクリスマスディナーは
クリスマスツリーのキャンドルに火を灯す事から始まり
モミの木の香りとキャンドルの暖かい光とがクリスマスのムードを最高潮に高めてくれます

伝統的なデンマークのクリスマスディナーは
リンゴとプルーンをお腹いっぱいに詰めてオープンでローストしたアヒル
皮付きのポークも同じようにローストします

デザートはクリスマスのときしか作らない
お米をミルクで炊いて冷やし
それに細かく砕いたアーモンドとホイップした生クリームを混ぜた
Ris a la mande
をサクランボのソースでいただきます

食事後クリスマスツリーの周りを手をつないで歌を歌いながらダンスをし
ダンスが終わりましたらツリーの下に置いてありますプレゼントを配ります


アヒルとポークのロースト
テーブルセッティング






2011年12月24日土曜日

お花屋




クリスマス前お部屋に飾る花のデコレーションが沢山売られています

クリスマスに呼ばれた親類が花のデコレーションをお土産に持参するのが
一般的になっているからです。

チューリップ、ヒヤシンス,クリスマスローズなど根のある花たちを
ポットに好きな数だけ生けてもくれます

北欧では本当に花を楽しむ習慣があり特に花がない冬の間は
切り花を部屋に欠かしたことがない程生活の中で花を楽しんでいます



小さなクリスマスイブ



今日からクリスマスの始まりですクリスマスは家族的な行事で
日本で言う恋人の日ではありません

23日は小さなクリスマスイブ
24日はクリスマスイブ
25日はクリスマスデイ
26日はファーストクリスマス

今日の小さなクリスマスイブは
24日のクリスマスイブを一緒に祝えない家族が集まって行ない
25、26日もイブをともに出来なかった親類とクリスマスランチを行います
今年は暖冬でホワイトクリスマスにはならない予報です
玄関のナスタチュウムがまだ細々と咲いています

デンマーク帰国

  
11時間のフライトをへてデンマークに帰国しました
食事と映画を2本、睡眠であっという間の11時間でした

それにしても近年飛行機のフライト時間はあまり変わりませんが
快適さは本当にこの20年間で大きく変わりました
特にフルフラットのシートは飛行機の中での一番の贅沢な快適な眠りを誘ってくれます
今回も4時間程度の質の良い睡眠を取ることが出来ました

北欧はこの時期日照時間が大変短く9時頃明るくなり3時には暗くなってしまいます
太陽の光を浴びて時差の調整をする体の機能がなかなかうまく機能しません
運良く9時の日の出を寝室から見ることが出来太陽の光をいっぱい浴びることが出来ました
これで2−4時間の調整は出来たと喜んでいます


2011年12月20日火曜日

フラワー&カップ


上絵付けの可能性

色彩の調和 の可能性は無限大で制約がある方がおかしいくらいです
イマジネーションが色々な垣根を取り払って自由な発想でものを考える事が出来ます
 

上絵付けの色彩は常に食材の生きた色との調和を考えての彩色ですので
生きているお花の色彩との調和もフラワーアーティストの感性と合わさって

新しい可能性がでてくるような気がします


カップを花瓶にした新たな試み来年からの展開ご期待ください

2011年12月13日火曜日

ぬくもり


プリントと手描きの器の一番大きな違いは器から感じるぬくもりはないでしょうか
人の手から筆をとうして描き出す色彩や金彩は、
柔らかく暖かみがあるぬくもり感と質感が特徴です
これはプリントでは決して表現できない人の手のみが表現できるものです


人の手からしか描き出す事が出来ないぬくもり感を
是非お料理とともに味わってみてください


2011年12月11日日曜日

サクソンフラワーレッスン


12月研究科レッスンは
白い色の筆の含ませ方を中心に花のバランス、描く手順の学習を行ないました。
写す事から表現する学習
かなり高度のレッスンでしたがそれぞれの方々が、
どこをどのように学習したら良いかを十分にお一人お一人に伝えられました。

絵付けを術でなく絵付け道として考えているマスターの方々には、
現段階の集大成の技術レッスンです
参加ご希望のマスターの方は写真のブーケの写しを
ご自宅で十分に行なってみてください
表現する指導をくわしくおこないまので
ぜひ来年レッスンからのご参加お待ちしております。



2011年12月7日水曜日

クリスマスツリー


デンマークの家庭では毎年クリスマスツリーを家の中に飾ります
ツリーのオーナメントも毎年少しずつ買い足して現在の形になりました

ツリーには必ず本物のキャンドルを飾りますが専用のキャンドル立てがあり
ひっくり返らないように下にちゃんとバランスをとる錘が付いています
クリスマスイブの日まではツリーのキャンドルは火をつけないでおきます
日本のようにチカチカ点滅する電球のキャンドルは室内では使いません

クリスマスプレゼントは子供も大人も犬までもみんながみんなにします
分け与える精神を小さな時から教えます
子供達が小さい時学校や幼稚園で親やお爺さんお婆さんにに上げるプレゼントを
制作する授業(工作の時間)もある程です

プレゼントが出来上がったり購入したら
プレゼントに誰から誰にと書いたシールを貼りツリーの下に置いておきます
クリスマスが近づくにつれてプレゼントの箱が増えてくるのも子供にとっては
クリスマスイブが待ち遠しくワクワクする毎日のようです





2011年12月6日火曜日

アルフレックス展示会最終日

12月1日から開催しましたアルフレックスの展示会が本日6日までとなります
会期中見に来て頂きました方々本当に有り難うございました
後一日ありますのでまだご覧になっていない方は是非お越し下さい

家具のショウルームでの作品の展示は初めての事ですが
新しい試みとしてたくさん得るものがありました
次に続ける色々な事を学習できたと思います

来年1月には銀座和光で5月の個展にむけてのカップコレクション展を行ないます
新作のカップデザインも少しづつとりかかっていますので
次回の和光での展示会も是非ご期待ください



2011年12月1日木曜日

アルフレックスでの展示会



デンマークでは今日12月1日からクリスマスが始まり
子供達はサンタから届いた手編みのソックスをベットの脇に吊るします
クリスマスのイブまでの毎朝小さなプレゼントがそのソックスに届きます
日本のお正月の歌のように”もーいくつ寝るとお正月〜”の気分で
指折りクリスマスを待ちます

さていよいよ今日より恵比寿にありますアレフレックスにて作品展が開催されます
展示会場が家具のショウルームなのでテーブルセッティングから見える背景が
家の中のようで大変落ち着いた雰囲気がでました

今回のメインはイタリアのシンプルモダンのガラスのテーブルに
セッティングするの器のデザインでした
アートディレクターの村上さんがあえてこのシンプルモダンのテーブルに
クラシカルな器と言うお話でしたので
白磁に大変クラシックなKPMレリーフセッラードを使用し
デザインにリズムが感じられるデザインシャワーのスタイルで仕上げてみました。
家具の色と調和して金彩が映えクリスマスのテーブルのイメージが表現できたと思います

12月6日まで開催しておりますので是非ご覧ください



2011年11月29日火曜日

月下美人


美しく儚い 花月下美人
いつか描こうと心にきめていた花の一つです
本物の質感、色彩をこの目で観察できるまで描くのを待っていたところ
スタッフが昨日咲いたと言うお花を持ってきてくれました。
もうすでに閉じた状態でしたが質感、香り、色彩を十分に観察する事が出来ました



この大輪の花の存在感、インパクトをそのままに
プレート上部から垂らした状態で原寸大に近いサイズで描いてみました
花の影の部分は月の光を想定してライトブルーグリーンを
ライトグレーとレモンイエローの混色で焼き上げた上に彩色してみました
茎の部分はルビーにマロンブラウンを少々混ぜたものをのせると
花びらのピンクとの違いを感じさせる事が出来ます


次の日少し寝不足になりましたがこの夜咲く花やはりよるに描くのが一番でした






2011年11月21日月曜日

新しい白磁


蓋付きのミルクジャク、新しいRCの新作を新宿高島屋で見つけました
蓋付きの物は大変稀でそのかわいらしさにスーとデザインが湧いてきたほどでした
形体からして大きいデザインより小さな小花を散らしたデザインの方がしっくりくると思い
マテバシイ、ローズヒップ、キノコ、松葉、イチョウなどの秋の草花を散らしてみました

このデザインシャワーのデザインが思ったほどぴったりと合いまして
蓋の取手の部分にはグラスグリーン、イエローブラウン、シルバーブラウンの
基本三色による着色が器全体を引き締める効果も出たような気がします

冬バージョンのスノードロッブ、梅、枯葉、福寿草
春バージョンの桜、モクレン、スミレ、一輪草
夏バージョンのバラ、アジサイ、アイリス、パンジー
などの季節ごとのデザインシャワーを描こうと思っています。



2011年11月19日土曜日

帰国のフライト


11月のフライトは航空会社は大変だと思いますがいつも空いていて快適です
今回も席が60%も空いていて寝る席と食事と映画を見る席の2席を自由に使ってきました
いつも利用しているSASはこのところ若い日本人のフライトアテンダントを採用
日本人スタッフのサービスのきめの細やかさに今回のフライトは大変満足しました

フライトのシベリアンルートから見る日没と日の出の地球は
本当に美しく色彩に溢れていました
今回帰国前に飛んでいるフクロウを描いてみましたので
明日にでも飛行機から見た地球の色彩をフクロウの色彩の中に描き入れようと思っています
澄み切ったブルーのグラデーションをブライトブルー系で2度目の彩色表現して
翼の先は少しぼやかし気味にして翼の躍動感を出してみる予定です

デザインの事を考えていますと時差ぼけ予防にもなります
明日の制作が楽しみで寝られそうにありません

2011年11月16日水曜日

フクロウ



大変短い滞在でしたが連日の秋晴れで久しぶりのデンマークの秋を満喫しました。
此処朝夕はマイナスの気温になり目の覚めるような 澄み切った空気の中
夕焼けが一段と美しく映え
昨日の天気予報でオーロラが出る予報に驚かされましたが
それはオーロラが見えてもおかしくない空気の澄み切りかたです。

今回この空気の中かわいいフクロウを描いてみました。
周りの環境とは恐ろしいもので素直にスーと描けました。ちょっと振り返った仕草が大変気に入っています。

12月からの恵比寿アルフレックスで行う展示会作品
デンマーク滞在中でだいぶできましたので是非見にこてください。

2011年11月13日日曜日

町の小さなお花屋さん


町の小さなお花屋 には
クリスマスのキャンドルとお花のデコレーションが売られてきました。
クリスマスカレンダーキャンドルは1から24のナンバーが描かれていて
12月1日の朝食から毎日その日にちの数字までキャンドルを灯します。

子供達にはサンタから11月30日に手編みの毛糸のソックスが郵送されてきます
そのサンタからのソックスをベットに吊るすと12月1日の朝から24日の朝まで
毎日小さなプレゼントがソックスの中に贈られてきます
そして24日のイブの日にサンタが家にきてそのソックスを返しますと
代わりに大きなプレゼントをもらう事が出来ます。

クリスマスへのカウントダウンが12月1日から始まりです。

2011年11月12日土曜日

町並み

ヘルシンガーのメインストリート
歴史のある建物が時が経たないと醸し出せない
何年経っても変わらない雰囲気をだしてくれます


わが町のヘルシンガーにもクリスマスの飾り付けの準備が進んできました。
歴史のある町並みに大変合ったシンプルな飾り付けに何か大人っぽい本物を感じます

2011年11月11日金曜日

ナスタチウム


家の前のナスタチウムが11月というのに咲き乱れていました
他の場所に一緒に植えたものはほとんど枯れてしまっていましたが
植えた場所の環境が大変適したようで朝夕2−3℃になるというのにこの状態です

このエネルギーを器のデザインに写しておこうと早々にデザインを開始しました
私の愛弟子の一人がドイツ滞在中この花をマンションのベランダで咲かせ
ナスタチウムの素敵なセットのデザインに挑戦した事を思い出しました

少し黄色みを帯びた赤はイエローレッドで描く事が出来ますが、
柔らかな黄色みを出すのが大変難しかったようでした

作品出来ましたらブログにアップさせて頂きます
 

デンマーク秋


帰国初日は数日ぶりの秋晴れになり庭の木々も美しい色彩でむかえてくれました
この時期のデンマークは数年ぶりでしたので久しぶりの秋の色彩を満喫しています
森のブナはすっかり葉を落としていましたが
地表は一面の葉に覆われ葉の布団をしきしめた感じです
太陽の光で葉の黄色が黄金色に輝いていました

明日から朝夕1−2℃になるようで紅葉が又一段と美しく色づきます
時差ぼけより制作意欲の方が強いようで早速秋の森の器を描き始めています
日本帰国までどれくらいできるかこれから毎日が楽しみです
晴れ男のエネルギーも健在のようで天気の方も3−4日快晴が続く予報でした
ブナの森 


2011年11月9日水曜日

色合い


絵は画面全体から伝わってくる色彩がその絵の雰囲気になります
目から最初に入ってくるのも色そして形です

一番大切なのは全体から与える印象なので色の組み合わせが大変重要になります
自然の中の色の組み合わせを良く観察して
たくさんの色の組み合わせを体の中の感覚にしみ込ませておく事です

頭だけで考えた色の組み合わせでない
自然の中から見てそして感じ自身の感覚に入った色彩を自然に出せるようになるように
心がけてみてください


今よりデンマークへ帰国いたします
北欧の空気を吸いながら秋の色の組み合わせしっかり観察してみたいと思います

2011年11月8日火曜日

筆肌


器のデザインには肌のぬくもりのような温かさがなければなりません
これは筆で気持ちを込めて描く事です
そしてそこに命があるようにエネルギーを感じさせる事
これはプリントでは決して出来ない部分です
モネの原画とその絵のプリントをみた時に感じるエネルギーの大きな違いの様なものです


筆肌はそのエネルギーをダイレクトに感じさせますので
筆の迷いや乱れは作品をどんどん壊していきます


植物の持っているエネルルギーを素直に感じ素直に描く
決して形にとらわれずに筆肌を感じられるような描き方
是非目指してみてください
 

2011年11月7日月曜日

デザインノート2012

今年も毎年恒例のカレンダーを制作中です
昨年より単なるカレンダーではないデザインノートという形にしました
今回はデザインノートの部分が90%カレンダー部分10%の割合のレイアウトしました
デザインノートにちょっとカレンダー機能がついていると言ったところです
主なデザイン内容は

デザインシャワー秋
デザインシャワー鳥
トビウオ・カジキ
サクソンフラワーブーケ色々
ラッパ水仙、ナスタチューム、ガーベラ、アイリスの描き方
デミタスカップ12種
テッセン
新作サクソンブーケティーカップ
12月10日頃にでき上がり会員の方にクリスマスプレゼントとして差し上げます
一般の方はネットからと直接スタジオで購入して頂けますので楽しみにしていてください

2011年11月4日金曜日

秋のカップ

デザインシャワーの秋バージョン
フルシュテンブルグのコヒーカップ小さな長方形の窓に
ブラックベリー、黒松、マテバシイ、イチョウ、ナナカドを描いてみました
秋の少しくすんだ葉の色彩をスモーキーブルー、ライトグレーを
グリーンの葉の色彩に入れてみました
くすんだ色は少し絵の具を柔らかく作りますとあまり厚く色が載りすぎない事と
筆がスムーズに動かせやすいので試してみてください
この程度の小さなデザインの場合鉛筆での下絵がない方が
動きのある生き生きさを表現しやすいと思います
金彩も先につけておくとバランスがとりやすいのでお勧めです
今の季節に合ったデザインをすると
色彩が気持ちの中から自然に表現出来ます




2011年11月3日木曜日

サクソンフラワー8

南青山スタジオ

来年展示会にむけて新しい種類のサクソンフラワーの学習と制作が始まりました


お花 をそれぞれ漢字の一字と捉え描く順序から筆の入り方をしっかり学習しますと
かなり早い段階で写す事から表現出来る描き方に変わってきます


そして描き込む事により筆のリズムが生まれ達筆なお花へと変化していきます
これが書道として捉えるサクソンフラワーのたいへん奥深いところです


複雑な部分もシンプルに描ける様になりますと筆に何色かの色を入れ
複雑な色の表現が出来るようになります
これが絵付けの筆のマジックです


気持ちよく描けたお花はお料理をのせても大変合います
水々しいお花を描ける事を目指して一歩一歩正しい学習をしてみてください
きっと手に入れる事が出来ます













2011年10月31日月曜日

技術審査


教室では技術審査という勉強方法があります
それはお手本も何も見ないでブーケを描く学習です

様式化されたサクソンフラワーは
デザインのバランス感覚を身につけるには大変適した題材です

サクソンブーケ科で6パターンのブーケを2年近く学習しながら作品制作を行ないますが
バランス感覚を身につけるには又それなりの学習が必要になります
何も見ないでそして写さず描く事から等身大な自分の感覚が自分自身で見えてきます
審査を受けると言う目的を持ちますと
流れやバランスそして花達の関連性をより深く理解しようと思う感覚も出てきます

技術審査までの緊張した学習がもう既に感覚を身につける学習が始まっています
それが自分自身の感覚に対面できる第一歩だと思いますので

審査を受けられる方全員がこの学習方法からこの感覚を摑んで頂ければと願います

2011年10月23日日曜日

サクソンフラワー7


10月のサクソン2のレッスンでは6月展示会にむけて新しい花の学習を行ないました
それぞれの花の描く手順と筆の作り方そして入れ方をしっかり摑んで頂き
後はたくさん描き込む事によって達筆なお花へと変化させる事を理解していただけました

今回葉の色彩をライトグレー、スモーキーブルー、ダークブルーグリーンで描き
花の部分にもスモーキーな色合いを出すためライトグレー、スモーキーブルーを加え
大変落ち着いた色彩に挑戦してみました

レッスンに参加できなかった生徒の方々は是非し写真を参考に描いてみてください
次回11月サクソン3はこの色彩の2度目の色入れをレッスンいたしますが、
途中参加の方々にはアイリス、ガーベラの描く手順も指導いたします
セミプライベートレッスンでも希望されましたらサクソンレッスンを行ないます

展示会にむけて技術力がつくサクソンフラワー是非勉強し直してみては如何でしょうか



2011年10月22日土曜日

QEDクラブ



QEDレッスンでは毎回ランチに新作や試作作品を使ってお食事をいただいております
午前中のレッスンで器の制作や学習に没頭した後、
ゆったりとデザインやお料理と上絵の色彩とのバランスを楽しみながら食事をする事は

違った角度からの色彩力、デザイン力、表現力の勉強になっております
私自身も試作の色々なデザインの展開や食材に合った色彩感覚を試してみる
大変貴重な時間であると共に生徒とゆっくりお話がする楽しい時間にもなっています

今回これまでの学習の成果といたしまして絵付けをされていない方々のためにも
上絵の器の楽しさを体験してお食事を楽しんで頂けますように
QEDの料理長と相談させて頂き最もお料理も器も楽しんで頂ける鉄板焼きで
お料理のコースを期間限定で行なうことになりました
新作、試作、レッスン課題作品を選ばせて頂きましたので

この機会に是非生徒の方々にはご家族、ご友人をお誘いのうえ
上絵付けの器の楽しさを共有して頂けたらと思います

詳しいインフォメーションはホームページのニュースの欄をご覧ください

2011年10月18日火曜日

テクニック審査勉強会


ブーケのバランスをしっかりと身に付ける事が最も大切になります
一番適した学習方法は鉛筆でのデッサンを繰り返す事です
これは直接器に描くより気軽に練習を行なえる事で
感覚を身に付ける学習の場合毎日少しずつ繰り返し行なう事が一番です
過去に描いたブーケの手直しも大変勉強になり自分の感覚の上達の目安にもなります
感覚を身につける学習は粘り強く行なう事が最も大切で
これは全ての事に通じる事でもあります

デッサンからしっかりブーケのイメージを摑んだ後は
器の下絵をなるべくあっさりと描く様にします
イメージがしっかりすればする程簡単な下絵で描く事が出来ます
イメージが浅い程細かな下絵が必要になってきます

絵付けの場合次に大切なのが筆への絵の具の含ませ方です
いかに描きやすい絵の具の濃度を筆の中に入れられるかで
花や葉の生き生きさが変わってきます
基本のお魚のストロークの練習から学習できます
初心にいつでも戻って
テスト前のこの2週間描く事の良い癖を是非身につけてください
その事が今回のテストの一番の目的でもあります


2011年10月16日日曜日

サクソンフラワー技能テスト


11月1日にサクソンフラワー技能テストを行ないます
テストは見本作品など一切見ないで定められたお花の種類でブーケを描いていきますが 
これはブーケバランスの感覚を身に付ける大変良い学習で
しっかりした事を身につける最短距離の学習だと思います

このテストを15−6年前から行なっておりますが既に300名以上が受けられ
確実に生徒のレベルアップに繋がっています 
この学習はテストの形態をとる事によリそのテスト前の十分な復習をしていただくことによって確実にバランス感覚の土台を身に付けられております
このバランスの感覚はこれからの全ての器のデザインに応用できる
基本の円に集約されますので 
これは写しの学習から自分のブーケをデザインできる第一歩の学習だと考えてください


今回も10名以上の方がテストのための学習して頂いておりますが
自由にブーケを描けるようになるよう今までやってきた学習を身につける事を目標に
この後の2週間を使って頂けたらと思います




2011年10月12日水曜日

デザインシャワーBird



デザインシャワーの新たなデザインは鳥と羽根を加えて制作してみました
デザインシャワーは色々な形の器にデザインを発展させる事が出来ます
色彩のバランスがこのデザインの場合最も大切ですが
思いついた色合いで何枚も描いていくうちにだんだんと纏まってきますので
思いのままに描く事を試みてください


鳥を小さく描くには鳥を大きく描いて筆のストロークと描く手順をしっかり学習してから
筆先を使い同じストロークで丁寧に描きますと
小さくても動きのあるしっかりとした鳥が描けます
筆はあまり細い物を使わない方が絵の具の表面が滑らかになります
現在教室では3号の筆を基本筆として使用しております


次回11−12月レッスンではデザインシャワーの
ドングリ、ナナカマド、松、ブラックベリー、キノコ、イチョウ
の描き方のレッスンを行ないます
デザインのアイテムとしてたくさん身につけてみてください









2011年10月9日日曜日

暖炉


 デンマーク人は生活のなかでキャンドルや暖炉を生活の中に取り入れ楽しんでいます
暖炉の普及率は大変高く暖炉は特別な物ではありません
キャンドルも日常の生活の中でのあらゆる場面で使われ
特に日照時間が短くなる時期には朝食の食卓からキャンドルをつけます
キャンドルの柔らかな火の明かりは蛍光灯の人工の光と異なり
何とも言えない安らぎを感じさせ食事をより美味にしてくれる不思議さがあります


私の器の色彩もこの柔らかな炎の光の色を大変意識して描く事を基本にしています
薪を燃やしての暖かさ、薪の香り、バチバチする音、色を絶えず変化する炎が
五感を呼び覚ましてくれます
作品制作に詰まった時など暖炉に薪を入れて炎を見ていると
だんだんと固まった感覚がほぐれて導線が少しずつ繋がってくることが実感できます


私の作品制作に絶対に切り離せない自然のエネルギーのキャンドルと暖炉です







2011年10月2日日曜日

フローラダニカ



ロイヤルコペンのフローラダニカ部での作品制作は
オリジナルのフローラダニカ植物図鑑からその原画を見ながら直接器に描いていきます
フローラダニカ植物図鑑はエッチングされた絵に
一枚一枚水彩で色彩が施された大変に手間のかかった図鑑で

今から思えばオリジナルの図鑑から器を描くこと、
これが伝統あるシリーズの最大の特徴だったのではないでしょうか
そしてオリジナルの植物画を目の前にして描く事から得られる雰囲気
作品の雰囲気や魅力に繋がって行くのだと思います


デザインは植物の原寸大で描く事が決りで、
全てフリーハンドで器に直接鉛筆で下絵を描いていきます
下絵は鉛筆であたりをとった後、原画のエッチングの線の雰囲気をペンで描きだします
この時の線の色には決りがあり線書き用に調合した絵の具で
スモーキーなライラックで粒子の大変細かなものを使用します
この線書き用の色のブレンドはパープル、ライラック、グレー、シルバーグレー  
彩色は2回、淡い色から描き焼成後濃い彩色を施します
 
現在6月よりオリジナルのフローラダニカ図鑑から作品を描くクラスをスタートしました
作品の雰囲気、魅力をオリジナルの絵から私がフローラダニカ部で体験した事を
少しでも忠実に伝えられたらと思っております









2011年10月1日土曜日

筆一本の可能性


芭蕉
器への絵付けの学習方法はいかにシンプルに物を捉えシンプルな筆さばきで描けるか
その奥の深さを掘り下げる事が出来るかではないでしょうか

特に大切なのは一本の筆で色々な表現が出来るようにするという事です
これは大変難しく思いがちですが一本の筆の可能性を十分に理解する事により
他のサイズ、形の筆の可能性も理解できるという事です


思えば在籍していたロイヤルコペンハーゲンのフローラダニカ部で
たしか3号のサイズの筆で四年間描き続けさせられました
とにかくワンサイズの筆だけで、色々な表現の可能性を学習し追求した事が
体の一部のように筆を使いこなすことを身に付けられたのだと思います


皆さんも是非4−3号の筆を使い熟してみてください



2011年9月30日金曜日

レッスンランチ



夏休み後初めてのQEDクラブでのレッスン
QEDでのレッスンはランチに私のデザインした器に総料理長大西シェフが
そのデザインに合わせてお料理を盛りつけて頂いております
かれこれ2009年からスタートした
作品を使って楽しむレッスンランチも生徒の方々にたいへん定着し
器に描く色彩の美味しい色の体験学習が少しずつ作品の方に反映されてきています


来年6月に予定している作品展には出展作品での食事会を計画していますが
レッスンランチの学習成果の食事展示会になると今からワクワクしています


本日のランチ、前菜が出された瞬間に絵付けの色彩に合わせた食材色の微妙なバランスが
清々しいインパクトを与えテーブルの空気が一気に変化しました
レッスン前に体調が少し優れなかった生徒のお一人がみるみると体調が良くなった事
本当にアートの力を感じました
大西シェフのすばらしい色彩の感性もお料理と一緒にいただけ
大変満足したランチレッスンでした
次回10月6、7日のレッスンをQEDで予定しております


デザインシャワー秋