2012年8月30日木曜日

人魚ボーイ


今年の6月2日に

わが町Helsingørに新たな像が造船所の跡地の港のモニュメントとして出来上がりました
コペンハーゲンの世界的に有名な人魚の像の近代版で
二人の芸術家ElmgreenとDragsetによって制作されました
人魚姫でない男の子で名前を”HAN"
鏡の様な銀色に輝くモダンな材質を使い景色が画像に写り込むようにしてあり
像は世界遺産のコロンボルグ城を見上げている様に置かれています

2012年8月29日水曜日

麦わら菊


麦わら菊と百合のブーケです
KPMノイグラードのコーヒーカップに描きました
かなりインパクトのある麦わら菊をメインにしたブーケの場合
花を下向きに描き色彩を少し抑えるとうまくサブの花とのバランスがとれます
パンジーもサブの百合から少し左に寄せて描き
下の部分にデイジーが顔をだしているようにすると隙間のバランスが良くなります
デイジーの代わりにポンポンダリアなども描きやすいですので試してみてください
葉は少し濁色にすると花の鮮やかさが際立ちます

2012年8月28日火曜日

コスモス


コスモスが満開です
デンマークのコスモス掌大のジャンボサイズで
すっかり秋めいた空気の中秋風に大きな花を揺らして大変美しいです

バックの少女3人の銅像がいかにもヨーロッパ的で
コスモスの色彩と大変マッチしていました

来月の研究科のテーマ”コスモス”、
この揺れた雰囲気が表現出来る様なデザインをおこしています
花びらの柔らかさと透ける様な質感がポイントで
花のデッサンから描く手順をしっかり学習して頂きます






アンティークのカップ

 
先日町のアンティックショップでRCのカップを見つけました
1960年代に製作されたDAGMARシリーズで10種類の色彩の製品が作られました
今回手に入れたのが同シリーズの淡いオレンジのもので
全て手作業によるオーバーグレースの叩きで製作されています

叩いた色の上にイエローレッドのナスタチウムを描いて
うまく焼成出来るかが少々賭けでしたが焼成温度の調整で
思ったような発色を出すことが出来ました
古いデザインに新しさを加えたこの古いカップ、また楽しめそうです


2012年8月25日土曜日

オダマキブーケ


サクソンスタイルのオダマキを描いてみました
オダマキは色々な色彩があるのでサクソンブーケには大変適している花です
参考になる写真や実際の花からのスケッチを様式化出来るまでデッサンを繰り返します
その際描く手順も考えてデッサンして自分なりの手順を見つけます
描き込む事によってどんどん自分らしさが入ってきます
今回の映像のオダマキは一回目に
ブルーバイオレット、ライラック、ライトブルー、ライトグレー
二回目に
バイオレット、ライトブルーグリーン、ブライトブルー
を使用してみました


2012年8月24日金曜日

新しいバラ


バラはヨーロピアンオーバーグレースの主役の花です
サクソンフラワーブーケは様式化されたしなやかなカーブにした形に描きます
躍動感と磁器特有の透明感が感じられる事が最も大切で
磁器をキャンパスにしたような油絵の質感にならない様
絵の具の厚さに注意を払ってください

様式されたバラから写実化されたバラを描く場合鉛筆での下絵が大切になってきます
紙の上でデッサンを繰り返しイメージをしっかり構築しておく事です
後は描く手順を見つける事で様式化されたバラの手順をもとに
思ったように描き込んで自分なりの手順を見つけてください
時間はかかりますが根気よく続ける事です
 

2012年8月21日火曜日

フクロウ


先日自然のフクロウを生まれて初めて見ました
写真集やテレビの映像ではよく見ますが、実際にこの目で見ると感動的でした
郊外にあるホスピスの入り口の大きなマロニエの木が住まいのようで
かなり前からこのマロニエを巣にしているとの事でした
人里のこんな近くにフクロウを見ることができるのも大変稀のようですが
自然が住まいの近くにあるデンマークの環境だからこそとも思いました
フクロウは夜行性なので昼間は住まいにいる事が多く
この日も巣から顔をだしてくれました
マロニエの葉も少しずつ秋の色づきはじめフクロウの色とマッチして大変美しいです

この雰囲気を最近発表されたロイヤルコペンの新しいカップにデザインしてます
うまくいくといいのですが、、






2012年7月27日金曜日

展示会からの発展形の作品



サクソンフラワーの最新の作品を紹介致します
プラチナとゴールドで伝統のサクソンを新しい形のデザインにしてみました
プラチナの太いふちとゴールドの細い曲線のラインは大変現代風で
グリーンを小花にだけ使いメインの花々がゴールドのライン上に浮いているように描いてみました
それぞれのメインの花の向きはバランスを考えて描き、焼成をしてからゴールドのラインを描きます
ゴールドのラインは金彩用の筆4−6号を使用してフリーハンドで描きます
そして2回目の焼成を行なってから小花を描くという手順で行ないますと
下書きをしないでもデザインの全体のバランスが簡単のとれます
下書きをしない理由はデザイン力を身につけ頭に浮かんだ物を描き出す大変良い練習になります


9月の新しい会場に予定しておりますレストランI(アイ)で最初に使用する予定です
レストランの雰囲気とマッチした作品になるよう参加人数分の制作がんばります

2012年7月25日水曜日

菩提樹


今、菩提樹の花が満開です

家の近所のホテルの車寄せに樹齢100年程の大きな菩提樹があります

この木、今回の個展でデザインしましたので毎日散歩をして注意深く観察しています
朝、昼、夕方の光りによって葉の色彩が色々と変化し
湿度が低くい爽やかの風に揺られる葉と葉の音が
なんと言えない心に響く平和な協奏曲を奏でてくれています

描くと言う事はそのものを理解するには大変役にたっていると思います
風に揺れる葉を感じて頂けるような表現を
今回滞在中にかたちに出来そうな予感がしています
楽しみにしていてください

2012年7月19日木曜日

New オープンサンド 2

ウナギの薫製、セロリ、洋梨、マカディミアンナッツ

Rolled,Seasoned Pork Belly

New Potatoes 

Newオープンサンド


デンマークの伝統料理のオープンサンド
お寿司の影響を多大に受けた新しいスタイルが注目を浴びています
先日その本が発刊されましたのでその一部を紹介させて頂きます
レストランノーマの影響から
伝統的なデンマーク料理が今ものすごい早さで変化しつつあります
私も器のデザインを考えながら
毎日デンマークの食材で新しい試みのオープンサンドに挑戦しています
作品と共に又紹介します

ハムのサラダのオープンサンド


サバの薫製と青ネギのオープンサンド

2012年7月18日水曜日

サユリ


萬二窯の白磁にサユリをデザインしてみました
井上先生の白磁は有田特有の微妙に青みがかった白色で
ライトブルーグリーン、インディーゴ、ブルーの彩色をすると
大変白磁にマッチした爽やかな表情を出すことが出来ます
マイセン、ロイヤルコペン、KPMの器にも同じ色彩のデザインを施してみましたが
一番しっくりするのはやはり井上先生の白磁で白は白でも色々な白色がありますので
デザインの彩色に一番あった白磁を選択する事をお勧めします

上絵の面白さは盛りつけたときはもちろんの事食べ終わった後まで楽しむ事が出来ます
最近のフレンチやイタリアンなど白磁で盛りつけるのが主流になっていますが
食べ終わった後まで考えると白磁の器の物足りなさとつまらなさに気がつきます。

食卓のアートの絵付けの可能性はまだまだ奥深いです
生活を楽しみながら探求していっては如何でしょうか




2012年7月13日金曜日

デンマークの夏




朝方は雨が突然降ったり雷がなったり天候が不安定な日が続いていますが
夕方には大変安定した天気になりアウトドアーの食事にはぴったりです
蚊や蠅もほとんどいません
鳥の囀りを聞きながらゆっくりと沈んでいく太陽を見ながらの食事
この環境だけでミシェランの星一つの感じです



時差ボケの調整も順調で明日あたりから作品制作の始動開始です





2012年7月9日月曜日

デンマークへ


250回目になるデンマークと日本のフライト
今回はフラワーカップ展、和光での個展、スカンティップス展と続いたため
四ヶ月ぶりのデンマークへの帰国になります
北欧の7−8月は湿度もなく気温も22−5℃の大変快適な気候で
緑の美しさも楽しみの一つです
今回個展で発表しましたリフレシュグリーンの菩提樹
家から歩いて5分はどの場所にあります
大変大きな木でどんな表情を見せてくれるかワクワクしてます
帰国後色々と報告させて頂きます
それではボンボヤージ





わさび



行きつけのお寿司屋さん青山の鮨泉(セン)
本格的な江戸前鮨で江戸文化学習の私の師匠です
鮨を握るときのすり下ろした山葵を入れる器と言う事で
写真の器デザインしてみたところ大変気に入ってもらい
毎日使ってもらっています。


彼との会話はデンマークに住んでいる私にとって大変興味深く
デザインシャワーの作品たちも此処のばら寿司を作るところからヒントを得ました


一昨日の七夕の日も楽しい話が聞けてお腹も気持ちもいっぱいになりました
デンマークの空気の中早々に製作開始です