2011年11月29日火曜日

月下美人


美しく儚い 花月下美人
いつか描こうと心にきめていた花の一つです
本物の質感、色彩をこの目で観察できるまで描くのを待っていたところ
スタッフが昨日咲いたと言うお花を持ってきてくれました。
もうすでに閉じた状態でしたが質感、香り、色彩を十分に観察する事が出来ました



この大輪の花の存在感、インパクトをそのままに
プレート上部から垂らした状態で原寸大に近いサイズで描いてみました
花の影の部分は月の光を想定してライトブルーグリーンを
ライトグレーとレモンイエローの混色で焼き上げた上に彩色してみました
茎の部分はルビーにマロンブラウンを少々混ぜたものをのせると
花びらのピンクとの違いを感じさせる事が出来ます


次の日少し寝不足になりましたがこの夜咲く花やはりよるに描くのが一番でした






2011年11月21日月曜日

新しい白磁


蓋付きのミルクジャク、新しいRCの新作を新宿高島屋で見つけました
蓋付きの物は大変稀でそのかわいらしさにスーとデザインが湧いてきたほどでした
形体からして大きいデザインより小さな小花を散らしたデザインの方がしっくりくると思い
マテバシイ、ローズヒップ、キノコ、松葉、イチョウなどの秋の草花を散らしてみました

このデザインシャワーのデザインが思ったほどぴったりと合いまして
蓋の取手の部分にはグラスグリーン、イエローブラウン、シルバーブラウンの
基本三色による着色が器全体を引き締める効果も出たような気がします

冬バージョンのスノードロッブ、梅、枯葉、福寿草
春バージョンの桜、モクレン、スミレ、一輪草
夏バージョンのバラ、アジサイ、アイリス、パンジー
などの季節ごとのデザインシャワーを描こうと思っています。



2011年11月19日土曜日

帰国のフライト


11月のフライトは航空会社は大変だと思いますがいつも空いていて快適です
今回も席が60%も空いていて寝る席と食事と映画を見る席の2席を自由に使ってきました
いつも利用しているSASはこのところ若い日本人のフライトアテンダントを採用
日本人スタッフのサービスのきめの細やかさに今回のフライトは大変満足しました

フライトのシベリアンルートから見る日没と日の出の地球は
本当に美しく色彩に溢れていました
今回帰国前に飛んでいるフクロウを描いてみましたので
明日にでも飛行機から見た地球の色彩をフクロウの色彩の中に描き入れようと思っています
澄み切ったブルーのグラデーションをブライトブルー系で2度目の彩色表現して
翼の先は少しぼやかし気味にして翼の躍動感を出してみる予定です

デザインの事を考えていますと時差ぼけ予防にもなります
明日の制作が楽しみで寝られそうにありません

2011年11月16日水曜日

フクロウ



大変短い滞在でしたが連日の秋晴れで久しぶりのデンマークの秋を満喫しました。
此処朝夕はマイナスの気温になり目の覚めるような 澄み切った空気の中
夕焼けが一段と美しく映え
昨日の天気予報でオーロラが出る予報に驚かされましたが
それはオーロラが見えてもおかしくない空気の澄み切りかたです。

今回この空気の中かわいいフクロウを描いてみました。
周りの環境とは恐ろしいもので素直にスーと描けました。ちょっと振り返った仕草が大変気に入っています。

12月からの恵比寿アルフレックスで行う展示会作品
デンマーク滞在中でだいぶできましたので是非見にこてください。

2011年11月13日日曜日

町の小さなお花屋さん


町の小さなお花屋 には
クリスマスのキャンドルとお花のデコレーションが売られてきました。
クリスマスカレンダーキャンドルは1から24のナンバーが描かれていて
12月1日の朝食から毎日その日にちの数字までキャンドルを灯します。

子供達にはサンタから11月30日に手編みの毛糸のソックスが郵送されてきます
そのサンタからのソックスをベットに吊るすと12月1日の朝から24日の朝まで
毎日小さなプレゼントがソックスの中に贈られてきます
そして24日のイブの日にサンタが家にきてそのソックスを返しますと
代わりに大きなプレゼントをもらう事が出来ます。

クリスマスへのカウントダウンが12月1日から始まりです。

2011年11月12日土曜日

町並み

ヘルシンガーのメインストリート
歴史のある建物が時が経たないと醸し出せない
何年経っても変わらない雰囲気をだしてくれます


わが町のヘルシンガーにもクリスマスの飾り付けの準備が進んできました。
歴史のある町並みに大変合ったシンプルな飾り付けに何か大人っぽい本物を感じます

2011年11月11日金曜日

ナスタチウム


家の前のナスタチウムが11月というのに咲き乱れていました
他の場所に一緒に植えたものはほとんど枯れてしまっていましたが
植えた場所の環境が大変適したようで朝夕2−3℃になるというのにこの状態です

このエネルギーを器のデザインに写しておこうと早々にデザインを開始しました
私の愛弟子の一人がドイツ滞在中この花をマンションのベランダで咲かせ
ナスタチウムの素敵なセットのデザインに挑戦した事を思い出しました

少し黄色みを帯びた赤はイエローレッドで描く事が出来ますが、
柔らかな黄色みを出すのが大変難しかったようでした

作品出来ましたらブログにアップさせて頂きます
 

デンマーク秋


帰国初日は数日ぶりの秋晴れになり庭の木々も美しい色彩でむかえてくれました
この時期のデンマークは数年ぶりでしたので久しぶりの秋の色彩を満喫しています
森のブナはすっかり葉を落としていましたが
地表は一面の葉に覆われ葉の布団をしきしめた感じです
太陽の光で葉の黄色が黄金色に輝いていました

明日から朝夕1−2℃になるようで紅葉が又一段と美しく色づきます
時差ぼけより制作意欲の方が強いようで早速秋の森の器を描き始めています
日本帰国までどれくらいできるかこれから毎日が楽しみです
晴れ男のエネルギーも健在のようで天気の方も3−4日快晴が続く予報でした
ブナの森 


2011年11月9日水曜日

色合い


絵は画面全体から伝わってくる色彩がその絵の雰囲気になります
目から最初に入ってくるのも色そして形です

一番大切なのは全体から与える印象なので色の組み合わせが大変重要になります
自然の中の色の組み合わせを良く観察して
たくさんの色の組み合わせを体の中の感覚にしみ込ませておく事です

頭だけで考えた色の組み合わせでない
自然の中から見てそして感じ自身の感覚に入った色彩を自然に出せるようになるように
心がけてみてください


今よりデンマークへ帰国いたします
北欧の空気を吸いながら秋の色の組み合わせしっかり観察してみたいと思います

2011年11月8日火曜日

筆肌


器のデザインには肌のぬくもりのような温かさがなければなりません
これは筆で気持ちを込めて描く事です
そしてそこに命があるようにエネルギーを感じさせる事
これはプリントでは決して出来ない部分です
モネの原画とその絵のプリントをみた時に感じるエネルギーの大きな違いの様なものです


筆肌はそのエネルギーをダイレクトに感じさせますので
筆の迷いや乱れは作品をどんどん壊していきます


植物の持っているエネルルギーを素直に感じ素直に描く
決して形にとらわれずに筆肌を感じられるような描き方
是非目指してみてください
 

2011年11月7日月曜日

デザインノート2012

今年も毎年恒例のカレンダーを制作中です
昨年より単なるカレンダーではないデザインノートという形にしました
今回はデザインノートの部分が90%カレンダー部分10%の割合のレイアウトしました
デザインノートにちょっとカレンダー機能がついていると言ったところです
主なデザイン内容は

デザインシャワー秋
デザインシャワー鳥
トビウオ・カジキ
サクソンフラワーブーケ色々
ラッパ水仙、ナスタチューム、ガーベラ、アイリスの描き方
デミタスカップ12種
テッセン
新作サクソンブーケティーカップ
12月10日頃にでき上がり会員の方にクリスマスプレゼントとして差し上げます
一般の方はネットからと直接スタジオで購入して頂けますので楽しみにしていてください

2011年11月4日金曜日

秋のカップ

デザインシャワーの秋バージョン
フルシュテンブルグのコヒーカップ小さな長方形の窓に
ブラックベリー、黒松、マテバシイ、イチョウ、ナナカドを描いてみました
秋の少しくすんだ葉の色彩をスモーキーブルー、ライトグレーを
グリーンの葉の色彩に入れてみました
くすんだ色は少し絵の具を柔らかく作りますとあまり厚く色が載りすぎない事と
筆がスムーズに動かせやすいので試してみてください
この程度の小さなデザインの場合鉛筆での下絵がない方が
動きのある生き生きさを表現しやすいと思います
金彩も先につけておくとバランスがとりやすいのでお勧めです
今の季節に合ったデザインをすると
色彩が気持ちの中から自然に表現出来ます




2011年11月3日木曜日

サクソンフラワー8

南青山スタジオ

来年展示会にむけて新しい種類のサクソンフラワーの学習と制作が始まりました


お花 をそれぞれ漢字の一字と捉え描く順序から筆の入り方をしっかり学習しますと
かなり早い段階で写す事から表現出来る描き方に変わってきます


そして描き込む事により筆のリズムが生まれ達筆なお花へと変化していきます
これが書道として捉えるサクソンフラワーのたいへん奥深いところです


複雑な部分もシンプルに描ける様になりますと筆に何色かの色を入れ
複雑な色の表現が出来るようになります
これが絵付けの筆のマジックです


気持ちよく描けたお花はお料理をのせても大変合います
水々しいお花を描ける事を目指して一歩一歩正しい学習をしてみてください
きっと手に入れる事が出来ます