2012年7月27日金曜日

展示会からの発展形の作品



サクソンフラワーの最新の作品を紹介致します
プラチナとゴールドで伝統のサクソンを新しい形のデザインにしてみました
プラチナの太いふちとゴールドの細い曲線のラインは大変現代風で
グリーンを小花にだけ使いメインの花々がゴールドのライン上に浮いているように描いてみました
それぞれのメインの花の向きはバランスを考えて描き、焼成をしてからゴールドのラインを描きます
ゴールドのラインは金彩用の筆4−6号を使用してフリーハンドで描きます
そして2回目の焼成を行なってから小花を描くという手順で行ないますと
下書きをしないでもデザインの全体のバランスが簡単のとれます
下書きをしない理由はデザイン力を身につけ頭に浮かんだ物を描き出す大変良い練習になります


9月の新しい会場に予定しておりますレストランI(アイ)で最初に使用する予定です
レストランの雰囲気とマッチした作品になるよう参加人数分の制作がんばります

2012年7月25日水曜日

菩提樹


今、菩提樹の花が満開です

家の近所のホテルの車寄せに樹齢100年程の大きな菩提樹があります

この木、今回の個展でデザインしましたので毎日散歩をして注意深く観察しています
朝、昼、夕方の光りによって葉の色彩が色々と変化し
湿度が低くい爽やかの風に揺られる葉と葉の音が
なんと言えない心に響く平和な協奏曲を奏でてくれています

描くと言う事はそのものを理解するには大変役にたっていると思います
風に揺れる葉を感じて頂けるような表現を
今回滞在中にかたちに出来そうな予感がしています
楽しみにしていてください

2012年7月19日木曜日

New オープンサンド 2

ウナギの薫製、セロリ、洋梨、マカディミアンナッツ

Rolled,Seasoned Pork Belly

New Potatoes 

Newオープンサンド


デンマークの伝統料理のオープンサンド
お寿司の影響を多大に受けた新しいスタイルが注目を浴びています
先日その本が発刊されましたのでその一部を紹介させて頂きます
レストランノーマの影響から
伝統的なデンマーク料理が今ものすごい早さで変化しつつあります
私も器のデザインを考えながら
毎日デンマークの食材で新しい試みのオープンサンドに挑戦しています
作品と共に又紹介します

ハムのサラダのオープンサンド


サバの薫製と青ネギのオープンサンド

2012年7月18日水曜日

サユリ


萬二窯の白磁にサユリをデザインしてみました
井上先生の白磁は有田特有の微妙に青みがかった白色で
ライトブルーグリーン、インディーゴ、ブルーの彩色をすると
大変白磁にマッチした爽やかな表情を出すことが出来ます
マイセン、ロイヤルコペン、KPMの器にも同じ色彩のデザインを施してみましたが
一番しっくりするのはやはり井上先生の白磁で白は白でも色々な白色がありますので
デザインの彩色に一番あった白磁を選択する事をお勧めします

上絵の面白さは盛りつけたときはもちろんの事食べ終わった後まで楽しむ事が出来ます
最近のフレンチやイタリアンなど白磁で盛りつけるのが主流になっていますが
食べ終わった後まで考えると白磁の器の物足りなさとつまらなさに気がつきます。

食卓のアートの絵付けの可能性はまだまだ奥深いです
生活を楽しみながら探求していっては如何でしょうか




2012年7月13日金曜日

デンマークの夏




朝方は雨が突然降ったり雷がなったり天候が不安定な日が続いていますが
夕方には大変安定した天気になりアウトドアーの食事にはぴったりです
蚊や蠅もほとんどいません
鳥の囀りを聞きながらゆっくりと沈んでいく太陽を見ながらの食事
この環境だけでミシェランの星一つの感じです



時差ボケの調整も順調で明日あたりから作品制作の始動開始です





2012年7月9日月曜日

デンマークへ


250回目になるデンマークと日本のフライト
今回はフラワーカップ展、和光での個展、スカンティップス展と続いたため
四ヶ月ぶりのデンマークへの帰国になります
北欧の7−8月は湿度もなく気温も22−5℃の大変快適な気候で
緑の美しさも楽しみの一つです
今回個展で発表しましたリフレシュグリーンの菩提樹
家から歩いて5分はどの場所にあります
大変大きな木でどんな表情を見せてくれるかワクワクしてます
帰国後色々と報告させて頂きます
それではボンボヤージ





わさび



行きつけのお寿司屋さん青山の鮨泉(セン)
本格的な江戸前鮨で江戸文化学習の私の師匠です
鮨を握るときのすり下ろした山葵を入れる器と言う事で
写真の器デザインしてみたところ大変気に入ってもらい
毎日使ってもらっています。


彼との会話はデンマークに住んでいる私にとって大変興味深く
デザインシャワーの作品たちも此処のばら寿司を作るところからヒントを得ました


一昨日の七夕の日も楽しい話が聞けてお腹も気持ちもいっぱいになりました
デンマークの空気の中早々に製作開始です


2012年7月7日土曜日

金魚


マイセンの変形の器に頭が赤いタンチョウと言う金魚をデザインてみました
子供の頃お祭りの縁日で金魚すくいをした思い出を思い出しながら
尾びれをゆっくりとくねらして泳ぐ様子を描き出してみました
頭の赤は他の色と混じるとくすんで焼き上がって鮮やかさを失ってしまいます
レモンイエローとライトグレーの合わせで白の表現をしますが頭の赤がはいる部分は
 から筆で色を取っておいてから赤の色をのせます
胴体のくねらせ方は通常の円より小さな円を描くように素早く筆を動かすと
かわいらしい動きが表現出来ますが十分な滑らかな筆使いの稽古をつむ事が必要です
お習字のお稽古と同じで絶え間ない練習が第一です

2012年7月6日金曜日

菩提樹の日本茶のセット


和光個展で製作した”リフレシュグリーン”のシリーズの発展系で
菩提樹をフルレースの日本茶のセットに描いてみました
白磁は日本向けに製作されたもので
フルレースの透かしは一つずつ手作業で開けられています
手間をかけたものは本当に味があり
絵付ける事によってより品のある雰囲気を醸し出してくれます
残念な事にこの器はもう生産されておりません
もうワンセット購入しておけば良かったと後悔しています

2012年7月5日木曜日

最新作


今回の展示会で新しく発表いたしましたサクソンフラワーの新しい提案です
”サクソン&ゴールドライン ”
クラシックなサクソンフラワーを現代の最新のお料理の盛り付けにマッチした
スタイリッシュなデザインに仕上げてみました
フリーハンドによるゴールドラインは機械的に感じられる線を
人の手からしか生み出されない暖かさとぬくもりを大切に、
ブラックのラインを加えゴールドのラインに奥行きを感じさせてみました
デザインシャワーの動きとシャープな線の組み合わせでオーバーグレースの持つ華やかさと器の空白の美しさのバランスがうまく表現出来ました

9月からレッスン会場に加わるスタイリッシュなレストラン
"レストランI"でのランチに初めて使う予定です。

作品とお料理とテーブルコーディネイト



展示会二日目は作品を使っての食事会を行いました
会場一杯に広がるお料理をのせた作品の器たち、
ニコライの控え目の中の華やかさのあるフラワーアレンジ、
今回の会で目指した器と食の空間演出を出展者全員で楽しむ事が出来ました
手描きオーバーグレースの器のこれからの可能性を十分に確信できたと共に、
お料理をのせて美しい 器のデザイン、色彩の感覚を
出展された方がご自身の作品で学習し楽しんで頂けた素晴らしい会になりました

ご参加いただきました生徒の方々心よりお礼申し上げると共に
ご参加出来なかった方々には次回は是非ご参加いただき、
新しい絵付けの楽しさを味わって頂きたいと思います


2012年7月4日水曜日

雨の中の展示会


展示会で初めての雨の日の開催になりました
器が晴れの日より美しく見える外の光で
来られる方々には少し雨の煩わしさをおかけしましたが
今まだの晴れの日の開催と又ひと味違った素敵な会になりました
 
雨の中来られたたくさんの方々に心よりお礼申し上げます


2012年7月2日月曜日

展示作品とお料理


 いよいよ明日に展示会が迫りました
新しい展示会の試みとして今回作品にお料理をのせて展示いたします
フレッシュなお料理の状態で見て頂くため一時間半ごとに新しくお料理をのせます
QED 階段下のラリックのテーブルですので展示会場に降りる際是非ご覧ください
三段のプレートの台もフルシュテンブルグ社のジガーのデザインのものです
デンマークではオープンサンドのテーブルには食事の品数が多い時、
このようなプレートの台を良くセッティングに使用します


明日の朝 ニコライのお花が入り華やかになります
器だけを見せる展示でなく、
席についてすぐに食事が出来るテーブルセッティングをコンセプトに行ないます
こちらの会場にはお料理はだせませんが4日には出展者の方々と、
描いた器と料理を楽しむ会を行ないます

だい